コタロウさんのおかげです

双極性障害Ⅱ型の当事者、わたしと結婚20年になる夫。猫のコタロウ。
穏やかな日常に、最近はちょっぴり面倒くさい家族や友達との関わりがプラスされての日々徒然です。

洋服 2「あなた、主婦でしょう?」

こんにちは


昨日、ちょっと痩せてうれしい!というお話をしました。


わたしは、ダイエットは真面目に取り組む努力と根性はなくて、ナントカダイエットを本格的にやったことはありませんが、女性にとってはやっぱり痩せるとうれしい、太るとがっかり。永遠のテーマですよね。


今までの主治医の応対について思い出したので書きます。25年で三人の先生に診てもらいました。


最初にブクブクと太り始めたときには、25才で発病するまでそんなに太っていたことがなくて、逆に鬱で45キロくらいになってたのが、60キロ近くなってしまいました。とてもショックでした。

すがる思いで先生に言うと、「まあ、可逆的だからね。」と他人事のように言われました。

可逆的というのは、このように一気に太るときも、逆に一気に痩せるときもあるからね。と まあ、しょうがないから。って感じ。ホントに他人事ですよね。


まだ若かったので、とても太っていくのが嫌なのに、どんどん食べてしまって自分では食欲が抑えられないので、下剤をたくさん飲めば少しはいいかと多めに飲んでみたりしました。飲み過ぎて下痢になってしまって、旅先で外で漏らしてしまったこともありました。その時はとてもとても惨めでした。

そのくらい嫌だったのです。それに、自分の身体がコントロール出来なくなっていて怖かったのです。


そのあと、さらに10キロ太り、70キロ。その後二人の友人の死(高校時代の友人。自殺と拒食症でした)のショックで寝込んで 、7キロ減りました。薬が合わずに50キロくらいまでまた落ちたりも。

あ、そう見ると、確かに可逆的か、、、


次の医者は、ちょうど調子が良くなってきて、友だちとよく会うようになったときに、無遠慮な人(男性!)に「太った」「太った」と言われて傷つくと話した時です。「あなた、主婦でしょう?」とあきれたように言われました。

はい。確かにわたしはいい年をしたおばさんで、見かけが影響するような仕事もしていません。ましてやアイドルでもありません。

でも、酷い。と思いました。でも、そう言われたら仕方がありません。


今の先生は、最初の診察で、気にかかっていることはありませんか?と聞いて、肥満のことを言うと(健康の方でも気になる年齢になってきましたから)

「では、セロクエルは太る薬なので、減らしていこうね。」と言ってくれました。気持ちをわかってくれる!と、とってもうれしかったです。あと、ちゃんと「これは太る薬だ」と言ってくれたのも。


今もその先生で、まあ、5キロくらいの幅の増減はありますが、半年に1度くらい血液検査をすると、

「中性脂肪やコレステロールは大丈夫だよ」とか、

「中性脂肪はちょっとオーバーしてるけど、無理してダイエットするほどではないよ。」とか言ってくれます。


先の二人の先生の時と、体重はそんなに変わりはなかったかもしれませんが、精神障害の患者さんが、自分でも肥満をとても気にして、どうにかしたいと思っていること、運動不足だったり、過食になるのは、本人だけのせいではないことをよくわかっていていることが、とてもうれしいのです。


今の先生に会えてよかったです。動けるようになって、少し痩せてきたんです。と言えば「よかったね。」と言ってくれます。

他の先生もこうであって欲しかったな。



余談ですが、男性は、女性に面と向かって「太ったね」というのはやめましょうね。

自分が「禿げたね。」と言われたと考えてみてください。

女性にとって「太ったね」と言われるのは同じくらい傷つくことです!


ではでは。